好きなことが見つからない人の特徴
自分自身が作りだすマイナスの状態
自分の好きなことを仕事にしたいと思う人は、多いでしょう。その反面、好きなことを見つけられずにいる人もいらっしゃいます。見つからない人には、様々な特徴があるのです。
まずは、やる気がでない状況であることです。潜在意識の先駆者である石井裕之氏著書の『人生を変える!「心のブレーキ」の外し方』では、意識と潜在意識について説明しています。「意識」は、重要な内容を区別でき答えを見つけだします。「潜在意識」はそれを区別することが難しく、いつまでも答えを探し続けます。そのため、無意味な質問であれば「潜在意識」は見つからない答え探しに疲れてしまい、やる気がでない状態につながっていきます。潜在意識が疲れてしまう質問をし続けてしまう癖のある人は、よりやる気を削いでしまう状態を自分で作りだしてしまっているのです。
ネガティブ思考が生みだす自分の限界
できないことを周囲のせいにすることも特徴です。自分自身ではなく、自分以外の外部に原因をすり替えてしまいます。「仕事が忙しいから」「上司が反対するから」など、できない理由や行動しない理由を他の人や状況のせいにする癖が付いているのです。
何事も否定的に考えてしまう意識や思考のことを、メンタルブロックと呼びます。このメンタルブロックによって体験すべきことをしていない状態にあるとも言えます。「どうせ自分には無理だ」と好きなことを諦め、それができる人達を羨む心理は、将来的な可能性を閉じてしまいます。メンタルブロックが強いと、自分の価値観の中でしか生きられなくなります。
また、失敗を極度に意識することです。失敗する意識があると、前に進めなくなりチャレンジする気持ちもなくなります。これを繰り返すことで、行動を起こす前に諦めてしまい、自らの道を見失います。ネガティブな思考や感情が優先するのです。
チャレンジ精神の欠落
夢中になるほどの好きなことは、実際なかなか見つからないかもしれません。行動を起こさずにいることが、様々な体験の機会を逃しているからです。好きなことが見つからない人には、すぐに感情が冷めるという特徴もあります。高いモチベーションを維持するためには、常に行動しなければなりません。感情が高ぶっている時に、すぐ行動することが重要なのです。この感情を無視してしまう傾向があると、感情が冷めやすくなります。
そして、スタート時点のハードルが高過ぎることも特徴。高い意識は必要ですが、最初から無理な目標を持ってしまいがちです。そして、ネガティブ思考でいることで、新しいことにもチャレンジできません。大切なことは成功体験を作り、次も楽しめるかどうかです。
さらに、トライ&エラーの経験が少ないこともあります。教育現場では、失敗してはいけない雰囲気もあり、特に子どもは怖くて行動できなくなります。世界の成功者は失敗を怖れず、やり遂げる意識を持ち、最初のプロセスを大切にしています。
また、反骨精神を持つことも重要です。成功者の中には、反骨精神から大きなエネルギーを生みだしている人もいます。このパワーを上手く活かしていくことが必要です。
最後に、自分自身を理解できていないことです。人生の方向性は、自己認識と現実のギャップをいかに埋められるかがポイントです。このギャップを常に感じていながらも、行動を起こさず解決策を取ろうとしないのです。好きなことがしっかりと認識できるように問題解決して、再度自分を見つめ直すプロセスが必要です。
仕事になるような好きなことを探すのは難しいですが、自分の価値観と照らし合わせてみましょう。そうすれば、本来の好きなことが明確になるはずです。