仕事にしたいほど好きなことが複数あるときの判断方法

趣味で留められるのか見極める

仕事を長く続けるためには、楽しんで取り組めるかどうかも大きな鍵を握ります。楽しんで仕事をするためには、好きなことを仕事に結びつけることが大切です。しかし、その好きなことがたくさんある人の場合、漠然と「好きなことを仕事にしたい」と思ってもどれを選ぶべきか迷うことになるでしょう。
仕事をするということは、楽しいことばかりではありません。会社に属するとなると、自分の意見が通らないケースがあったり、苦手な業務をこなさなければならないこともあります。趣味であれば、日程や時間など好きなタイミングで取り組むことができますが、仕事となると出勤時間や退勤時間、公休などさまざまな条件が決まっています。このような制約から、好きなことを仕事にしていたけど嫌気がさしてきたという人もいます。こういう点も踏まえたうえで、それでも仕事にしたいのかを見極めることが大切です。

将来性を考えてみる

将来性は、仕事を選ぶうえでとても大切なことの一つです。好きなことを仕事にしたいと思っても、好きなことが複数あって迷うときは、将来性で判断する方法もあります。将来性のある会社だと、長く安心して働くことができます。その判断ポイントは、業界を全体的に見て事業が衰退していないかどうかが挙げられます。今は爆発的に注目を集めている業界だとしても、流行り廃りは必ずあります。今は良くても、数年後・さらにその先には次の流行に移っている可能性は高いです。
他には、社会の動き全体に目を向けて考えてみるのも一つの方法です。分かりやすい業界でいえば、医療・福祉業界は慢性的な人手不足が続いていますが、高齢化社会が続く日本では医療・福祉のニーズは高いです。この傾向はこれから先も続くといわれていて、将来性で考えた場合に介護職や看護師などの従事者を目指す方法が挙げられます。医療・福祉業界は、高齢者と接することが好き、人のお世話が好きな方に最適であり、将来性のある仕事といえます。

向き・不向きをチェック

好きなことを仕事にしたいなら、向き・不向きで考えてみる方法もあります。まず、誰しも好きなことはあると思いますが、そのすべてが得意だとは限りません。それを仕事にする場合、仕事にできるほど得意かどうかを考えてみると答えを出しやすくなるでしょう。たとえばファッションが好きだとして、自分のおしゃれに関心が高いのか、それだけでなく他人のコーディネートも任せてほしいほど関心が高いのか、この2つはまったく異なります。
向き・不向きは、このように考えることでよく分かるようになります。好きな分野であり、さらに向いている分野であれば、仕事にした場合も続けやすいでしょう。